人は故郷への愛着が強いもの。現在亀戸で活躍している方に故郷の紹介や熱い思いを語っていただきます。

■プロフィール■
とみおかつぐお■秋田県横手市生まれ
勤め先(有)興栄社(亀戸2丁目)
千葉県市川市在住■血液型:?型
趣味:パチンコ、クロスワードパズル解き



 横手盆地といえば豪雪地帯として知られ、かまくらが有名です。 横手のかまくらは400年以上続く伝統行事です。
 2月の15、16日頃、横手城のある横手公園や市内には高さ3mのかまくらが100個以上、また多数のミニかまくらがつくられ、ロウソクが灯されると幻想的な雪景色が広がります。
 
道を歩けばかまくらの中から子どもたちの「はいってたんせ」「おがんでたんせ」と可愛い声がかかります。



 かまくらの起こりは火の祭り、水の祭り、子どもの祭りが一つになったものだそうです。 旧正月に、雪で庵を作って松飾りを焼く行事。水の恵を願う水神様への祈り、豊作を願う鳥追いという子どもたちの遊びが、現在のかまくらになったといいます。
 さて、雪が積もると自分の家の横に近所の子どもたちも手伝って大きなかまくらを作り、中では甘酒や七輪で焼いたもちなどをいただいたものです。
 大雪になると裏山のリンゴの木がすっぽりおおわれ山のてっぺんからスキーやそりで滑り降りたり、硬雪になると田んぼの上をかけずりまわったりしていました。
 


 春、横手の運動会は5月に行なわれ、休息時にはグランドのまわりに連なって咲き乱れる桜の木の下で母親たちが作ってくれた手料理をほおばり、家に帰れば今度は家の裏山に行き、真白に咲いたりリンゴの花の下で大人たちの宴会にまぎれ込み酒のつまみなどをほおばったものです。
 今でもあの桜の鮮やかなピンク そしてリンゴの花の鮮やかな白さ、その対象的な景色が脳裏に焼きついています。
 夏は沼や川で泳ぎ年に一度沼干しと言って沼の水を全部抜くという作業があり、その時はかますの袋を持って沼に入り、大人も子ども競って鯉やなまずを手で取り合い、袋一杯にして家に持ち帰ったものでした。


 
 果実の実る頃は、小学校から家まで4キロの道程の間、道路沿いの山に生える山ぶどうやあけびなどを採っては食べながら帰ったことも、またよその家の山に子どもたち3、4人で行き、さくらんぼを失敬し、地主のおじさんに棒を持って追っかけられ、あげくの果てには肥溜に落ち、逆におじさんに助けられるというような、クサくてドヂなことをやらかしたことも今思えば懐かしい限りです。
 とにかく今でも東北特有の四季折々の楽しみ方を堪能できると思います。皆さんも横手に行かれて四季の趣を味わってみてはいかがでしょうか。

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